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2022-03

【カルホム】神と呼ばれるホムラさんと生贄のカルさんの話02

前回はこちら
主はそのまま天人設定なのでちょっと浮いてる

続きます

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【新ゲです?】迷宮帰りの二人組

カルとレーノ、雑貨屋の大人組の話がもっと読みたいな〜〜スピンオフとかで出ませんかね…(5巻はよ)
カルさんは青騎士の正装装備以外に、普段使い(ふだんづかい????)の装備とか持ってそうだな〜という妄想。レーノ君はそもそも身体の外装自体が能力高そうなので軽装っぽいイメージ
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【カルホム】神と呼ばれるホムラさんと生贄のカルさんの話01

前回はこちら

ほのぼの生贄ライフの予定なので、ぼちぼち描いていきます

続き
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【カルホム】神と呼ばれるホムラさんと生贄のカルさんの話00

大将いつもの!です。
長く生きすぎて神様と呼ばれるようになったレン様(ホムラさん)と生贄でやってきたカルさんのファンタジーパロネタ。まとまったら漫画にしたい

続き(漫画で描いていくぞい)
——–
生きるのに飽きたのなら、私がもらってもいいかなと思ったんだ

我が主は、全身を覆う長いローブに手袋、ブーツを履き、顔には仮面をつけていらっしゃる。白い炎が時折ゆらめくような、不思議な仮面だ。
口元しか拝見できないが、見える部分の造作は大変整っておられる。

野営の時の調子で竈を作るのをなんとなく面白そうに眺めている主を横目に、ここに来ることになった経緯を思い出す。

神域と呼ばれるこの場所に永く棲んでおられるこの主、レンガード様のことを、国では敬い畏れ距離を保ちながら接してきた。
主に神殿が供物などを捧げていたはずだったが、それが徐々に減っていたのを知るのは、神殿でも長く勤めているものか上層部のみだった。

だが、100年に一度と呼ばれるほどの災害が降りかかり、誰かが言い始めたのだ。これは古き神々をないがしろにした罰だと。
長雨が続き大地が震え、山ひとつが地滑りを起こし村や町が飲み込まれた。その地滑りを起こした山はレンガード様の神域に接していたので、過去の文献を紐解き、魔力を持つ人間を生贄とし、供物として捧げることになったのだ。

災害対策を怠った国と、神への信仰を蔑ろにした神殿の失態を、すべて神と生贄に被せるような真似を私は心底馬鹿らしいと思い、すでに決まっていた生贄の代わりを申し出た。

生贄に選ばれたものより私の方が魔力が多いし、なにより隠居した身である。魔力が多ければ性別も老若も問わないなら、前途ある若者よりも適しているだろう。

そう言って、半ば無理矢理ねじこんだ。

私は友人でもあった王を亡くし、新しい主を見つけることもなく、もはや生きることに飽いていたのだ。前途ある若者を守れるならそれでいいではないか。

そうして、3日の潔斎ののち、私は御輿に揺られてレンガード様の神域にある神殿に降り立った。

新鮮な果物や野菜、海産物などと共に供物台に載ったときは少し笑いそうになってしまったが、神官たちは真面目な顔で祝詞を唱えてゆく。
そうして唱和するような祝詞が終わると、神殿全体に圧がかかった。

まさか本当に神が現れるのか。

潔斎では上等の酒と水と少しの塩、砂糖菓子を与えられるのみで、栄養不足の頭が少しふらりとするが、なんとか次に動けるよう、身体を整え、頭を垂れながらも身構える。

すると、供物台の横に光が集まり、溢れ、徐々に人型をとってゆく。
10人程度の神官たちは供物台を取り囲むように平伏し、震えながらも神を讃える言葉をひたすらに呟いていた。
私は、その眩い光の中から白い髪、白いローブを纏った者が姿を表すのを、頭を垂れることも忘れて見入っていた。

「供物は受け取った。疾く去れ」

不思議な印象の声が神殿内にこだまする。
その声を受け、神官たちは物音を立てないよう、だがすみやかに神殿から退いていった。
それを供物台から見送りながら、私はまさか神が実際に降り立つとは…と驚愕し、その圧倒的な存在に打ちのめされていた。
そして、はっと気づき、膝をついて再び頭を垂れ、最大限の礼を取る。

「どうぞこの身をいかようにも。そして国の民に安定を」
「国など人が決めた境界に過ぎぬ。我が域のことであれば案ずることはない」
「…有り難き仰せにございます」

神の物差しは人とは違うが、この神域の近辺だけでも平穏を約束されるなら、それは本当にありがたい。

「ふむ…ひとまず場を移す」
「は」

ひと呼吸ののち、先程の神殿内とはまったく違う場所に出ていた。
自然と人工物の混ざり合ったような屋敷だ。あらゆるところから植物が生え、柱には精緻な飾り彫刻が彫られている。
長椅子と低い卓、1人掛けの椅子に脚置きが一揃い。

「ここは…」
「我が屋敷だ。そこの椅子にかけるがよい」

長椅子を指され、大人しく腰掛ける。
供物台にあった他の供物は跡形もない。
レンガード様は1人掛けの椅子にゆったりと座り、脚置きに脚を乗せくつろいでいる。

「此度の厄災は私の関するところではないが…なぜ生贄なのだ」
「は、それは…古き書物を紐解きまして」

神との対話が成り立つことに感動を覚えながら、神殿からの通達を思い出す。
だが、やはりレンガード様は関係なかったのか。神域と隣接しているとはいえ、ある意味迷惑な話だ。

「魔力を多量に保つ者をということで、我が身が罷り越しました。どうぞお納めを」

はあ、とため息が聞こえた気がした。

「受け取らねば次を寄越されるから受け取ったが…生贄など貰っても困るのだ。しばらくしてほとぼりが冷めたら人の域に戻るが良い」
「…それは……」

ということは過去の生贄も戻されたのだろうか。ならばよいのだが…。

ふ、と気が抜けて頭がぐらついた。

神の圧を受け、最低限しか食していなかった身体から力が抜け、視界が白く染まる。視界が閉じる寸前、仮面の隙間から見えた口元は驚きに開かれていた。

「目を覚ましたか」

どうやら倒れていたらしい。目を開けると長椅子に寝ていたが、どのくらい寝ていたのだろう。

「生贄とは死にかけを寄越すものなのか?」

声のする方を向けば、すぐ近くにレンガード様が。1人掛けの椅子を移動させてきたらしい。

「申し訳ございません、不純物を身体から出すようにと最低限の食で潔斎しておりました」

慌てて身体を起こそうとすると、胸の上に先程の供物がどかどかと置かれた。

「食せ、人間は食わねば死んでしまうのだろう」

【新ゲです?】341雑貨屋さん

マーリンのツッコミ力が冴えわたる!
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【新ゲです?】レーノくん

らくがき
まだ立ち絵上半身一枚しかないので探り探る…
目のきわの白いとこ、肌の色なのか照りなのかどっちだろう
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【新ゲです?】カフェの店員ホムラさんとお客のカルさんの話

生きのいいラフ いろぬりがんばれ
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【新ゲです?】つまみぐい

レーノ君(基本まじめ)もカイル猊下もそれまでの人生でつまみ食いしたことなさそうなんですけどと思ってて、そうなるとそそのかしたのはカルさん…
なにそれかわいい
でも猊下も修行時代とかにもしかしたらしたことあるかもしれないし
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【石かり】青江くんの目が見えにくくなる話2

前のお話
続き
まだ全然できてない石かり
(パソコン変えたら環境がだいぶ変わって戸惑いの気持ち)

次のお話
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【新ゲです?】カルさん練習

しばらくカラーを描かないと主線の太さとかそういう微妙なとこを忘れていますよね…
30代以降のおじさんばかり描いてた時期があるので、気をつけないとどんどん老けさせてしまう
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